種名チグリナの意味となる「虎斑のある」花で、奇妙な形をしている。メキシコに分布するやや大型の着生ラン。花茎は約20cm、径約15cmの真下に下垂した大輪花を2~3輪つける。萼片と花弁は黄白色で赤褐色の粗い斑点が不規則にはいる。萼片は膜質で幅広く、強く反転する。唇弁は肉質で大きく、光沢がある。蕊柱は翼が発達し幅広い。強烈な甘ったるい香りを放つ。この香りで特定のハチ類をおびきよせて、受粉させる。花は長持ちしない。栽培は容易。花芽が茎の下部から下に伸びるので、鉢底を抜いた鉢やバスケットに植えるとよい。開花期は夏。
更新した:2014/08/17
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